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さて、最近、月読寺の小池龍之介住職が書いた「考えない練習」という本を読みました。
2012年に買って、何度も読み返している私のバイブルです。
この本の中では、意識を集中させることの大切さについて説いています。頭で考えを巡らせてばかりで生きていては、脳は自然とマイナスや刺激を求めてしまう。そうすることでネガティブな感情が育ったり、イライラしたり、不安になったりしてしまうので考えることをやめる練習をしましょう。というものです。
しかし、決して思考を停止させろと言っているのではなく、見る、聞く、嗅ぐ、味わう・・・といった「五感」を大切にし、「感じる」ことに集中してみよう、そうすればいろいろな発見がある、というものです。
「聞く」の章の中で、私たちは、家族、友人、恋人、同僚の話をちゃんと聞けているかという問いがありました。聞いているつもりで他のことが気になってしまった、相槌だけうっていたというような経験、誰でもあるのではないでしょうか。以前、お話しを聞いたコールセンターのSVが同じことを言っていたのを思い出しました。
「僕は人の話を聞いていると思っていたけれど、実はちゃんと聞いていなかったんだということにこの仕事を始めて気付きました!聞く力がついた分、相手が本当に何を訴えているのか理解する力もつきましたし、前よりも相手を思いやれるようになったと思います」と。
なるほど、「聞く力」=「理解する力」なのかも知れないな。
「コールセンター=頭が良くなる」とは言い過ぎですが、コールセンターでは顔の見えない相手の要望や意見、相槌の対応などを見逃さないように真剣に聞きますよね。こういうことを1日100回くらい繰り返しています。つまり、「説明する」「聞く」「理解する」「伝える」の練習を集中してずーっと行っているのです。
周りくどい言い方をされても何を求めているか、みなさん瞬時に察知できるのはスゴイと思いますし、
コールセンターで働くベテランの方と話していると、シンプルに、わかりやすく伝えるのが本当にうまいな、と感心してしまいます。
頭をすっきりさせて、整理して、わかりやすく伝える。頭が良くなるには、「聞く力」が大事なんですね。
今日から、集中して相手の話を聞くということに意識を向けてみてはいかがでしょうか!