日本にも多くの外国人が訪れており、世界的な共通言語である英語によるコミュニケーションが増えてきました。あまり日本語が話せない外国人向けのコールセンターの需要は年々増加していて、オペレーターとして働くスタッフの求人が様々な業種から出ています。
求められる応対能力は?
英語を活かしたコールセンターのお仕事は、主に外国人が利用するサービスが中心で、観光客向けの宿泊施設の予約や、クレジットカードに関する連絡先といった国際的な分野です。
仕事内容は基本的にマニュアルによって決まっていますが、なまりがある話し方をする方や、混乱していて要点を伝えられない方もいるので、英語で丁寧に聞き返すなどの対応をしなければいけません。
外資系企業から請け負っているコールセンターに勤務する形態もあれば、その企業の一員として雇われて社内向けのオペレーターを務める形態もあります。
英語力に加えて専門技能があると、たとえば情報システムのサポートをする専門職に近い形でも働けるのです。
英語が活かせるコールセンター
民泊などの外国人を対象とした新規事業では、未経験であっても正社員として雇われやすく、問い合わせに応対するコールセンターにとどまらない活躍ができます。
日本で活動している外資系企業では即戦力を求めているので、準ネイティブ並みの語学力とその裏付けとなる検定を提示することが応募条件になっている事例が多いです。
外資系企業での仕事内容は、日本企業に比べて明確に職域が区切られている関係上、予約受付や問い合わせへの返答のみ行うといった純粋なオペレーター業務になります。
英語をいかす点では船舶や貿易関係も有望な分野になっていて、仕事内容としても専門知識をどんどん学んで成長できます。
海外旅行のプランをよく打ち出している旅行代理店についても、海外へ直接連絡がとれる語学堪能な人材を求めており、自分の力を試す場として向いています。
現地で働くという手も
近年では、日本企業が人件費の安い海外にコールセンターを設置する事例が増えてきているので、現地の事務所で幹部社員として働くというのも有効な選択肢です。
海外で生活しなければいけませんが、その代わりに最初からマネージャーとして採用されるので、日本では考えられないスピード出世になります。
海外在住における仕事内容は、現地の運営全般から雇用したスタッフへの仕事の指導と多岐にわたります。
せっかく世界的に通用する言語をマスターしたのだったら、日本国内だけではなく、海外を含めて活躍の場を探してみるのも一興です。
英語が活かせるコールセンターの求人
コールナビで「英語」のキーワードで検索したところ、2016年10月現在100件がヒットしました。
では実際、どんなコールセンター求人があるのでしょうか。
株式会社阪急ジョブ・エール(大阪・梅田)
①仕事内容:一流ホテルでの、宿泊客の電話対応。英語を活かして外国のお客様をおもてなし。
②給与:時給1300円(交通費全額支給)
2010年に日本進出第1号として大阪本町に開業した外資系ラグジュアリーホテルでのお仕事です。一流のおもてなしマナーも身につくかも!
SCSKサービスウェア株式会社 新宿BPOセンター(東京都・港区)
① 仕事内容:有名外資系IT企業のカスタマーサポート
② 給与:月給27万円以上+交通費支給ほか
アメリカに本社を持つ検索ポータルサイトで有名な超大手企業でのお仕事です。ビジネスレベルの英語力が求められるので英語に自信がある人にはオススメです。
株式会社グリーンハウス(東京都・渋谷区)
① 仕事内容:電子機器やキッチン雑貨の企画/販売をしている会社でのオペレーティング業務全般
② 給与:時給1,100円~1,500円 ※昇給あり(交通費全額支給)
オペレーター業務にとどまらず入力作業、スケジュール管理、さらには商品企画にも携われるチャンスです。
探して見てみると、ビジネスレベル、ネイティブレベルまで話せることが条件というところが多いようです。また、英語に合わせ中国語の求人も多くあるようでした。
電話で話すとなると、それなりの理解力やヒアリング力が求められハードルはなかなか高いかもしれないですが、キャリアアップ、スキルアップのためにチャレンジしてみるのも良いですね!