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債権回収に通販…コールセンター求人で扱う業種、どんなものがある?

目次

まずは求人が多い職種や給料の相場を知ろう

コールセンターとは、電話対応を行う事務所や窓口のこと。コールセンターで働く人は、一般的にオペレーターやテレフォンアポインターと呼ばれます。仕事は、電話を受ける仕事(インバウンド)と電話をかける仕事(アウトバウンド)の2種類。また、オペレーターのシフトや管理業務を行うスーパーバイザー(SV)もあります。

イー・パートナーズ有限会社が2017年6月に行った調査を見ると、回答40社のうち、40%が東京にあります。そして、大阪が19%、福岡が10%と続きます。全40社の平均座席数は、約300席。規模が大きいコールセンターは地方にあります。

求人数の多い仕事とは?

では実際に、どのような電話を受信、発信しているのでしょうか。それは、一般社団法人日本コールセンター協会の資料「業種マップ」を見ると分かります。具体的には、衣料品、日用品、化粧品などの通信販売業があります。他には、クレジットや銀行、保険などの金融業があります。また、固定電話や携帯電話などの通信業の他、官公庁や自治体の世論調査などがあります。多くの業種がコールセンター業務を行っていることが分かります。
具体的な仕事内容としては、どの分野においても、問い合わせや注文予約が多いです。このことから、発信業務(アウトバウンド)よりも、受信業務(インバウンド)の方が割合的に多いということが伺えます。

コールセンター「パート・アルバイト・正社員」の給料

コールセンターのパート・アルバイトの給料は、地域によって差があります。安い地域で時給850円~。高い地域で1000円~が相場です。東京都や大阪府、福岡県が1000円~と考えれば妥当といえるでしょう。
では、相場よりも高いのはどんな内容でしょうか。通信業や金融業に多く見られるアウトバウンド業務は時給が高い傾向にあります。例えば、通信業のインターネット回線に関する案内業務は、業績に応じてインセンティブ(奨励金)が付きます。なかには、時給2000円の会社もあります。

コールセンター求人の大半がコレ! 注文予約と各種問い合わせとは

コールセンターの求人のなかでも大半を占める注文予約と各種問い合わせ。この2つは、業務内容が異なります。それぞれ詳しく見てみましょう。

通信販売「注文予約」とは?

テレビ通販、インターネット通販、カタログ通販などの注文や予約を行う仕事です。基本的には、注文の受付、返品交換などの対応になります。カタログや、インターネット、テレビなどを見て、電話をかけてきた人に、欲しい商品を確認し、支払い方法を伝える仕事です。商品名、住所、電話番号、名前を間違いないようにヒアリングし、入力するのが主な内容です。注文予約業務は24時間対応となっていることも多いです。平日のみや、土・日休みなど、好きな曜日や時間に短時間だけ働くことも可能です。

金融「各種問い合わせ」とは?

各種問い合わせとは、その言葉通り問い合わせを受け付ける仕事です。例えば、金融業においては、銀行や信販会社、保険会社などがあります。なかでも信販会社は、住宅ローンやクレジットカードなどを取り扱っています。コールセンターでは、これらの支払い金額や支払い方法についての質問に答えます。また、債権回収業務を行うコールセンターもあります。債権とは、相手方に金銭や物を請求し、実行させることを内容とする権利のこと。言いかえれば、お金などを貸した人が、借りた人にその返還を請求できる権利です。言葉の響きから、債権回収コールセンターは、敬遠されがちです。しかし、簡単な電話の取り次ぎや問い合わせを受けるだけの仕事もあります。もちろん、支払いが遅延している人に電話をかける督促の仕事もあります。求人情報に明記されていないときは、仕事内容を確認しましょう。

具体的な業種、どんなものがある?

さらに、業種を細かく見ていくことにしましょう。

携帯電話会社のコールセンタースタッフ

携帯電話・スマートフォンを扱うコールセンターの場合、製品に関するお問い合わせ窓口や技術的な質問に答える窓口が多く考えられます。私たちが持つスマホ、不具合があると問い合わせる人も少なくはないはず。また、それだけではないのが特徴で、携帯電話以外にも光回線や、携帯キャリアによっては保険サービスなどを扱っている場合も。こういった他のサービスの案内をこちらから発信することもあるので、一概に問い合わせ対応だけと言い切れないのが特徴です。
基本的に拠点規模が大きく、またコールセンターが複数あることから、働く場所や環境が選べるのは良いことですね。

業務ソフトや業務用機器のコールセンタースタッフ

業務系のソフトや機器を扱う場合、大体の場合において問い合わせ窓口が設置されています。メールのみでの対応の場合もありますが、業務用ということは企業が問い合わせをしてくる、ということになります。売上に関わるような不具合の場合、返答を急がれる場合も。
一方、良い点としては、企業の担当者からの問い合わせの場合は比較的クレームも少ない傾向も考えられます。

郵便や宅急便など、配送系のコールセンタースタッフ

宅急便の不在届がとどいていた…。そんなとき、お問い合わせ用のサポート番号が載っていますよね。連絡先のお問い合わせ窓口では、もちろん求人を募集していることも。電話を受けながら、問い合わせ内容をパソコンに入力するスキルや技術が求められます。

旅行やホテルなど、予約受付のコールセンタースタッフ

最近では、旅行やホテルなどはインターネットを介して予約できることが増えてきましたよね。電話で予約することはないのでは?と思いがちですが、インターネットで予約をした場合でも、予約先のセンターから折り返しの電話がかかってくることも多いはず。ネット予約だとしても、その先にはコールセンタースタッフが待機しており、問い合わせの対応や、入力不備の場合のヒアリング対応、また実際に電話で申し込みをしてきた方への対応などを行っています。よって、インターネットでの予約サイトなどを運営しているIT系の会社でも、お問い合わせスタッフを募集していることがあります。

コールセンターで働くために資格は必須?

コールセンターの求人は、年齢不問も多く、資格は基本的に必要ありません。保険商品など扱う内容によっては、採用されてから必要な資格を取得することもあります。また、パソコンの使い方が良く分からない人も心配はいりません。なかには、パソコンの使い方から指導してくれる会社も存在します。資格を取得してから働きたいという場合は、通称コン検と呼ばれる、コンタクトセンター検定試験を受けてもよいでしょう。

まとめ

債権回収コールセンターや通販などコールセンターの職種は実に様々です。もっと条件のよい職種はないか探している人もいるかもしれませんね。思うような仕事が見つからない、そんな時は、少し視点を変えて仕事を探してみませんか。

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