辞めたいときは誰にどう伝える?
辞めたい気持ちはあるけれど、何をしたら良いのかわからない…という方のためにポイントをまとめました!
伝える人
まずは同じ部署の直上司か人事担当者に伝えるのがベター。
上司へ報告する前に、同僚などから間接的に伝わってしまった、となるとマナー違反になり悪印象です。切り出しにくいかもしれないですが、ここは勇気をふりしぼって上司に伝えましょう。
また、話を聞いてもらうタイミングは、 仕事終わりに手が空いている時か、別に時間をもらうのが良いでしょう。仕事仲間がいる場所で伝えるのは好ましくないので、個別で話せるときに伝えるという配慮も必要です。
伝え方
辞めるという話は切り出しにくいこともあり、メールやLINEで伝えたい…と思う方もいると思いますが、これはマナー違反です。直接会って伝え、 最後まで責任をもった対応をしましょう。
ただし、なかなか個別で話す機会が無い、という場合はメール・LINEや電話で事前に約束を取り付けておくとスムーズです。
「ご相談したいことがあるので、次回出勤日にお時間いただけないでしょうか」など、あくまでも直接話すことを前提とした伝え方が良いでしょう。
辞めることを伝えるのは法的には2週間前までにとなっていますが、引き継ぎのことなどを考えると1~2カ月前には伝える方がスムーズでしょう。伝えられずにズルズル延びてしまい、直前の連絡となるほうが迷惑になります。辞めると決めた時点で速やかに行動しましょう!
また、伝え方も「○日で辞めます」と決定した言い方ではなく、「○日で辞めさせていただきたいのですが…」という相談ベースで話すと円滑です。
辞めたい日がギリギリな場合は?
理由があって、辞めたい日からすでに2週間前を切っている場合などは、「一般的には1カ月以上前に…~」「常識的には…~」などと前置きした上で、相談してみましょう。
上司のタイプにも左右されると思いますが、辞める理由や、会社(店)の状況によっては、そのままOKが出る場合もあります。まずは相談することが大切です。
辞めるとき
アルバイトだとしても、お世話になった先輩や上司には挨拶はしておきたいもの。
朝礼など、全体で退職の挨拶をする場があるのなら、その場の挨拶だけで問題ないですが、個別に挨拶したい人がいる場合は休憩中など、タイミングを見計らって挨拶しに行きましょう。
最終日、帰る前には上司に直接、挨拶をして帰りましょう。最終出勤日に上司がいないとわかっている場合は、上司と出勤日がかぶっている最終日に挨拶しておくのがベストです。
また、アルバイトが菓子折りなどを買って渡すことはマナーの観点から見て必要ありませんが、用意したいという気持ちがあるのであれば用意もOKです。職場の規模にもよりますが、1,000~3,000円を目安に選ぶと良いでしょう。
選ぶお菓子は個別包装されているマドレーヌ、クッキーなどの日持ちしやすい焼き菓子がオススメです。
挨拶だけでなく、会社側から貸出されているものの返却も忘れずに。慌てないように事前に、何を返却すべきか確認しておくとスムーズです。
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辞めたいのにやめられない!引き止められたらどうする?
辞めたい意思は伝えたけど、引き止めにあってしまい、そのまま残ることになってしまうこともありますよね。それで納得できるのであれば良いですが、辞めたいのに辞められない…となっている方は、次のことを試してみましょう。
「相談」から「報告」に切り替えて伝えてみる
「辞めさせていただきたいのですが…」という相談から、「辞めます」と報告に切り替えて伝えてみましょう。あって欲しくないことですが、企業の都合の良いように意思を扱い、ズルズルと引き延ばしている可能性があります。
「○日付けで辞めます」としっかり意思表示し、引継ぎなどの調整をお願いしてみましょう。
退職届を出しておく
口頭で伝えても受け入れてくれない場合は、退職届を出しましょう。アルバイトの場合、基本的に退職届は不要ですが、「退職意思を伝えた」という証明として利用できます。
退職日から2週間前までには相手の手元に届くようにしましょう。相手が受け取れば、法律上は問題なく退職でき、伝えた退職日以降は出社する必要はありません。話し合い、円満に退社できることが一番ですが、どうしても難しいようであればこちらの方法も有効です。
また、退職届は手渡しや普通郵便だと、「受け取っていない」と言われる可能性もあるので、料金はかかりますが、内容証明郵便の利用をオススメします。退職届を郵送するときは、封筒の表に「退職届在中」と朱書きすることが一般的ですが、受け取る際に内容がわかってしまうので、内容証明で送る際には記載しない方がベターです。
こんなトラブル、どうしよう?
突然「明日から来なくていい」と言われてしまった…!
解雇予告手当の支払い、もしくは解雇の30日前の予告が必要となるので、突然の解雇はできません。説明、解雇理由を問いましょう。 ただし、下記の条件で働いている人は例外となります。
- ・日雇い労働の場合
- ・2か月以内と期間を定めて雇用されている場合
- ・季節労働者で4か月以内の期間を定めて雇用されている場合
- ・試用期間中の場合
また、本人に重大または悪質な義務違反や 背信行為があると労働基準監督署が認める場合には、 解雇予告や解雇予告手当の義務がなくなります。
バイトを辞めたものの、バイト代が貰えていない…
働いた分のバイト代はもらう権利があるので、「無断で行かなくなった」など自分勝手な辞め方をしていなければ、電話、または直接会社に行き、問い合わせましょう。受け取り方や、受取り日時の確認もお忘れなく。
まとめ
「辞める」ということは、伝えづらいことではありますが、ポイントをおさえて、トラブルなく円満に話を進めていきたいですよね。
アルバイトとはいえ、立派な仕事です。次のバイトを気持ちよく始めるためにも、マナーを守って行動することが大切です。
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