最近、求人倍率が高水準になっているニュースをよく耳にするかと思います。
厚生労働省の発表した「求人、求職及び求人倍率の推移」を見てみると、月間有効求人数が月間有効求職者より上回っており、有効求人倍率が平成27年7月から平成28年7月現在まで緩やかですが上昇し続けています。
いわゆる「売り手市場」の状態です。
参照:厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000134437.html)
※有効求人倍率とは…公共職業安定所(ハローワーク)での求職者数に対して、求人がどれだけあるのかを示す指標。
特にアルバイトや契約社員の人手不足が深刻になっており、多くの業界、企業で人材確保が難しくなっています。コールセンターも例外ではなく、関東でのコールセンターの平均時給も2015年の間にどんどん上昇していました。
時給の上昇に加え、採用の際にかかる求人広告などの採用コストがかさみ、いつの間にか業績を圧迫…なんてことにならないよう、効果的な求人広告をつくって、よりよい人材を確実に集めていきましょう!
今回は求人媒体に掲載する原稿の作成についてのノウハウを紹介します!
1.クレームの出ない原稿を目指そう!
求人広告をつくるにあたって、前提として注意したいのがクレームです。せっかく応募してくれて、晴れて採用できた人が「求人内容と実際の雇用条件が全然違う!騙された!」とすぐ辞めてしまっては広告出稿に対する費用対効果にあいませんし、何より怖いのはネット上で悪い口コミなどが残ってしまうこと。過剰な表現などには細心の注意を払って、事実と異なる内容は表記しないようにしましょう。
2.まずはメインターゲットを定める
まずは一番欲しいメインのターゲット層を決めましょう。20代前半の学生か、フルタイムで働けるフリーターか、一般常識があるだろう主婦層が欲しいのか…
「うちはどんな人でもOK!」という意識だと、求人媒体や写真の選び方、原稿での言葉遣いなどにブレが生じます。簡単にでもいいのでペルソナ(人物モデル)を設定しておきましょう。
3.条件の書き方
時給
時給に関してですが、いくら応募数が欲しいからといって、水増しした時給額は決して記載してはいけません!研修期間や経験・未経験によって時給が変わるのであれば、必ずその旨を記載しましょう。インセンティブがあるのなら、「時給○円+インセンティブ」の表記や、月収例なども記載しておくと応募する方も収入を想像しやすいのでオススメです。
シフト(勤務のスケジュールやペース)
シフトに関しては現場の声もよく聞いて、「ここまでなら譲歩できる」という最低バーを設定しておきましょう。たとえば求人広告では「週1~OK!」という表記をしているのにも関わらず、現場では「週3~が最低ライン」という認識だと、かなりのズレですよね。媒体を作る側からしてみれば「週1~OK!」の方が、インパクトが求職者の検索に引っ掛かりやすいので押したいところですが、ここは現場と必ず折り合いをつけて「週3~OK!(応相談)」などの表記にして、できるだけ間口を広げる表現にしておきましょう。事実とは異なる極端に甘い条件を提示して、とりあえず母数を稼ぐのは得策とは言えません。
勤務地
やはり駅チカが人気ですが勤務地は変えられませんので難しいところです。ちょっと遠くても歩いていける範囲に主要な駅があるのなら、そちらを最寄り駅に設定してみるなど工夫してみましょう!
4.キーワードの選び方
記事のキーワードの選び方はとても重要です!コールセンターの求人を出す際にオススメのキーワードを厳選しました。募集内容によって工夫して入れていきましょう。
オープニングスタッフ
新規のオープニングスタッフはどんなバイトでも人気です。みんな一緒のスタートというのはやはり魅力的ですよね。新規出店や新規部署の設立など、新しく何かがオープンする際にはチャンス!と言わんばかりに使っていきましょう。媒体によっては「オープニング」という言葉を使うのに決まりがあったりするので、確認しておきましょう。出会いを求めている学生などに人気のキーワードです。
短期OK
最低ラインの期間で募集をかけましょう。長期でもOK!という表記も忘れずに。長期休暇に向けてお金を貯めたい学生や、転職の間に少しだけ働きたい社会人などが注目しているワードです。
未経験OK
「未経験入社でも研修制度があって安心♪まずは人物面で判断します!」といった場合にはこのキーワードをプッシュしましょう。経験・未経験で時給が変わるのなら必ず明記しておくこと。「未経験OKで友達との応募歓迎」などのキャッチで、上手くいけば2~3人を一気に採用できるかもしれません!
データ入力
意外に人気のキーワードです。事務系のバイトとして押したいのならこのキーワードをいれておきましょう。「PCスキルが身につく」などのキーワードも効果的。事務パートを探している主婦や、社会人スキルを身につけていきたい就活生などが興味をもつキーワードです。
高時給
コールセンターで働こうと決めている人がまず検索するのは「コールセンター×高時給」ではないでしょうか?職種が決まっているなら、とりあえず時給で比較しますよね。平均時給以上なら使わない手はないです。最近は平均時給が高騰しつつあるので、自社の時給がどのくらいに位置しているのか定期的にチェックしておきましょう。
日払い
何かと出費がかさむ年末などに、特に人気になるキーワードです。誰にでもできる簡単な受信のお仕事なら、日払いOKで人手を集めましょう!
5.一番大事なイメージ写真のコツ!
さて、求人広告においてとても重要なのが写真です。どんな媒体でも最低1~2枚は掲載できますよね。イメージ写真とはいえ会社の印象が一瞬で決まってしまいます。たかが写真、されど写真です!最近では商用OKのフリー素材写真を使う企業もあるようですが、やはり実際に働いている人を被写体にするのがベストです!一緒に働く仲間たちのことを紹介するつもりで準備しましょう♪
実際に働いている人を被写体に!
一緒に働くことになる仲間、入社後の上長や教育係になるトレーナーなど、入社後に一緒に過ごすであろう人たちを紹介して、働くイメージをしてもらいましょう。
被写体には必ず女性を!
どんな写真にも女性が写っていると華やぎます。最低1名は写ってもらいましょう。
いざ撮影!の際は万全の準備を
写真撮影の際に、モデルになってもらう方のスケジュールを押さえて、部屋を押さえて…と結構面倒ですよね。再撮影は避けたいところです。撮りもらしが無いよう、念には念をいれて撮影に臨みましょう。撮影イメージに近い写真を予めネットで調べておいて、被写体になってくれる方と共有しておくとスムーズです。
撮影の際は連写設定にしておいてベストショットを逃さないようにするのもひとつの方法です。縦長・横長の2パターン、正面・斜め・上からなどバリエーションを増やして、さまざまな角度から撮影しておきましょう。備えあれば憂いなしです!
どんな場面を撮影する?
まず外せないのが働いているシーン。コールセンターの求人広告でよくあるのはインカムを付けてパソコンに向かう女性のイメージ写真ですよね。あと休憩スペースで談笑している様子や、研修風景など、現場の空気感を伝えましょう。スペースに余裕があれば飲み会などの社内イベントの写真も掲載できたらよいですね。
6.さて、どの媒体に掲載するか選びましょう!
順番が前後してしまいましたが、どの媒体に掲載するか決めることが重要です。同じ媒体でも地域によって得意・不得意があったりするので必ずリサーチしておきましょう。地域特化型のものや、主婦向け、学生向け、職業別求人サイトなどさまざまな求人媒体サイトがあります。ターゲットに合わせた媒体を選びましょう。
また、費用感も大事です。継続的な応募をだすのか、短期で大量に人を集めたいのか、それによって選ぶ原稿サイズも変わってきます。
毎回同じ内容でなんとなく掲載してもらっていませんか?それで人が集まっていればよいですが、伸び悩んでいるのなら別の媒体に掲載してみたり、思い切って原稿のランクを上げてみたりしましょう。1人あたりの採用コストを考えてみると、思い切ってチャレンジした方が吉かもしれません。
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