コールセンターの仕事がしたい!と思って、求人サイトや求人広告を見たとき、どこをチェックしますか?時給?勤務時間?雇用形態? 今回は、コールセンターの雇用形態について、ご紹介します。
コールセンターの仕事
まずは、コールセンターでのお仕事について簡単に説明します。大きく分けて、インバウンドとアウトバウンドがあります。
インバウンドは、電話を受ける(受電)仕事で、問い合わせ対応・通販商品の受注・カスタマーサポートなどがあります。
アウトバウンドは、電話をかける(架電)仕事で、潜在顧客リストに電話をかけて商品やサービスの説明を行い、商品購入やサービスの契約を行います。テレアポ(テレフォンアポインター)がこれにあたります。
正社員・派遣社員・アルバイトといった雇用形態に関わらず、インバウンド・アウトバウンドの仕事があります。正規雇用と非正規雇用で見ると、業界や会社によっても異なりますが、非正規雇用の方が多くなっています。
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アルバイト・パートの仕事
テレアポの仕事といったら、アルバイトが最初に思い浮かぶ方も多いでしょう。学歴不問・経験不問・高時給・シフト制・エアコンの効いた社内で仕事ができることもあり、アルバイトの中でも人気の職種となっています。
アルバイトのメリットは、正社員や派遣社員と比較してノルマなど責任があまりないことや、アウトバウンドでは営業成績を上げれば時給アップやインセンティブなどによって、しっかり稼げることではないでしょうか。これらは、コールセンターを運営している会社の方針や業界などによって異なってくると思いますが、やったらやっただけ稼げる魅力があります。
あとは、シフト制で学業やプライベートとの両立がしやすかったり、残業がなかったり(または少ない)、駅チカなど好きな勤務地が選べたり、コールセンターによっては日払いOKなどに対応してくれたりすることがあります。
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派遣社員の仕事
派遣社員は、正社員とアルバイトの中間地点のような感じで、責任は正社員ほどではないけどアルバイトよりは重い、給料も正社員ほどではないけどアルバイトより高いといった感じです。
残業をする・しないも選べるところが多いようで、頑張り方によっては、SV(スーパーバイザー)に昇格できる可能性があることも魅力です。
あとは、直接雇用ではなく派遣会社に所属しているので、派遣会社の研修制度や福利厚生が利用できたり、契約期間が終了しても別の配属先を紹介してもらえるメリットがあります。
派遣の契約期間は最長でも3年なので、その後は配属先の直接雇用となるか、いったんはその配属先を離れるかの選択が必要になります。専門的なスキルや知識は身につけたいけど、一ヶ所に留まるのではなく様々な業種や会社のコールセンターを経験したい方に適した雇用形態です。
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正社員の仕事
コールセンターの正社員募集は、実際のところそんなに多くはありません。チーム全体をまとめるリーダーやマネージャー的な存在だったり、コールセンター全体をまとめるセンター長の役割だったりすることが多いです。
ノルマや売上目標に責任を持ったり、オペレーターの代わりにクレーム処理を対応したり、オペレーターの教育を行ったりします。
正社員であるが故に雇用が安定していたり、給料もアルバイトや正社員と比較して高めであったりする一方で、試用期間も存在したり、残業代が月給に組み込まれている場合もあるので、気になる点は面接時などに確認しておきましょう。
正社員としてコールセンターに転職したい方は、業界や会社によっては、未経験でも正社員を募集している場合があるので、興味がある方は求人情報をこまめにチェックしてください。
アルバイトから、社員登用で正社員へ
上記で様々な雇用形態について紹介しましたが、入社時はアルバイトであっても、後に正社員として業務に従事している人は多いようです。
学歴・職歴・資格・年齢・性別などによらず、結果を出した人を現場のリーダー・SV・マネージャーなどに昇格させていく文化がありますので、まずは与えられた仕事をまっとうして、少しでも早く結果を出せるよう努力していきましょう。
入社時は、バンドマンで茶髪にピアス、社会人としてのマナーも勉強中という方も、売上を上げていくにしたがって人間が変わってスーツが似合うようになった!なんてケースもあるようです。
コールセンターは、いい意味で実力主義が徹底された職場が多いです。しかも結果を出すためには、研修やトレーニングを真面目にこなし、マニュアルをしっかりと読み込み、トークの練習を怠らないなど、与えられた環境でしっかりと学習することで得られるものが多いです。
コールセンターの仕事を探している方へ
コールセンターは日本全国にたくさんあります。求人サイトを見ると、求人数はコンスタントに多いです。しかし、自分にあった職場を見つけるのはなかなか難しいもの。しかも、雇用形態が自分と合っていないと、候補のリストから削除してしまう場合もあるかも知れません。
このコールセンターで働きたい!と思ったら、正社員・派遣社員・アルバイトといった雇用形態が希望通りでなくても、まずは働いてみましょう。
その中で結果を出すことにより、SV・正社員への道が開け、給料・雇用条件も良くなっていくかも知れません。