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新卒内定者のつなぎとめが大事。 優秀な人材は、常に複数からオファーあり!内定者フォローのポイント

採用担当者の皆さん、次年度入社の新入社員の採用状況はどうですか?

企業によって採用目標数値や採用したい人物像なども異なってくると思いますが、やはり内定を出した貴重な人材は大切にしたい!という想いはどの企業も同じではないでしょうか。

学校を卒業して、やる気満々で入社してくるのが新入社員!というイメージですが、実際には内定から入社日までしっかりフォローしないと、他社へ流れてしまうことだって十分考えられます。そこで、今回は内定辞退を防止するための内定者フォローについてお伝えします。

目次

1.内定出したら終わりじゃない

若くて希望にあふれた学生たちを面接して会社の魅力を伝え、キラっと光る人事を選考していく。新卒採用は、人事に配属されたらやってみたい仕事の一つかもしれません。

しかし、同時に一番長くて責任重大な仕事とも言えます。内定を出すのが早くて夏。そこから次の年の4月まで、内定者たちを、ずっとこちらに向かせて、同時に内定をもらったときの彼らのモチベーションを持続させなければならない、とてもエネルギーのいる選考とも言えるでしょう。

優秀な人材は、他にも内定を持っている、または、天秤にかけて最後の最後で決断をしようと決めているということも十分考えられます。

2.内定者をフォローするために

囲い込みというと聞こえが悪いかもしれませんが、このような一つの業界用語があるくらい、企業は内定者を何とか入社させようと必死です。

企業は内定者の囲い込み施策には「バブルの再来」と書かれた記事もありました。高級料理店での懇親会や、テーマパークでのイベント、iPad等の無料プレゼントなども行っているそうです。それだけ企業は内定者のつなぎとめに必死なのです。

今年度から就職活動皆勤の規定が変わり、採用広報活動は3月から、選考は8月からと期間が短くなったと同時に、人事担当者は採用活動の実態を注意深く見て、計画を立てていく必要が出てきました。それと同時に、内定者フォローに関しても、こうした他社のつなぎとめ事例を参考にアンテナを張り巡らせておく必要があるでしょう。

内定者への魅力づけを行うことはもちろん大切ですが、大切なことはコミュニケーションです。内定者とはこまめに連絡を取ることが大切です。「最近どう?」と電話やメールで親身になって状況を聞いたり、メルマガや社内誌を送って会社の情報や働く仲間の様子を知らせたりするのも大切です。将来の進路で迷っていたら一度会って話を聞いてあげることも大切です。

3.内定者フォローの方法

入社のモチベーションを持続させるには、内定者研修が有効です。研修の内容は多岐にわたりますが、一般的に行われている社会人としての意識を高めていく研修もあれば、グループワークやスポーツなどイベントごともあるでしょう。

内定者研修の目的は、4月までに社会人としての意識づけを行うことと、会社のことを知ってもらうことです。しかし、それだけではなく、何回か行っていくうちに内定者同士の仲間意識が芽生えてきます。その中で「この仲間となら頑張れそう!」という気持ちになる人もいれば、その逆もあります。

一緒に働く仲間を知る中で、会社を見て、自分で判断していけることでしょう。学生にとって、これから働く会社を判断することは容易ではありません。そのためにも、いろんな人を知ってもらうことが大切です。一緒に働く仲間のイメージができるように、懇親会を開いて先輩社員と合う機会を設けてあげるのも有効です。

4.人事としての心の持ちよう

内定者の囲い込みのために企業は様々な施策を打ちます。学生も、内定を餌に就職活動を終わらせることを企業から迫られる「オワハラ(就活終われハラスメント)」を恐れているということも話題となりましたね。これではまるで、就職活動は企業VS学生の心理戦みたいです。

しかし、人事としての対応は、決断を迫ることではなく、学生が自分で選べるように導くことです。本当に入社したいか、頑張りたいか、これを決めるのは学生自身ですから、企業としては会社の様々な面を見せてあげて「どっちでも良いんだよ」という姿勢で学生を見守る心構えでいましょう。最初どんなにやる気があっても、学生も一度は「本当に自分のやりたい仕事かな」と迷うことがあるでしょう。そんなときは、親身になって話を聞いてあげるようにしましょう。

5.懇親会だけじゃない、インターンでの魅力付け

インターンの醍醐味は、働く辛さを経験できることです。懇親会や内定者研修会では、会社の良いところを聞いたり、いろいろと学んだりすることはできても、あまり辛い経験をすることはないでしょう。

しかし、社会に出て働くということは容易なことではありません。大変なことや辛い経験もこれからたくさんしていきます。インターンでは実際に結果を求められ仕事を任される経験をし、給与をもらって働くということの意義を知ることになるでしょう。

上司に注意されたり、営業だったら同期との競争意識も芽生えたりしてプレッシャーに感じることも多くなります。そこで心が折れそうになる学生も出てくると思いますが、やっぱりここで頑張りたいと踏ん切りをつける大きなきっかけにもなります。働く大変さも納得した上で入社の決意ができるのを待つようにしましょう。また、インターン中では落ち込んでいる、生き生きしてきた、など学生のちょっとした変化も見逃さないように気をつけながらフォローすることも大切です。

アウトバウンドのコールセンター業務はすぐに結果が出やすい仕事です。競争環境のため、ライバルに負ければ心が折れる可能性もありますし、逆に最初は全然だめで落ち込んでいても徐々に成果に結び付き、入社する頃にはとてもいきいきしている、とういことだってありえます。結果がすぐに表れやすいため、入社前に自信をつける学生も多いと言えますし、インターン中に自信を失ってもフォロー次第で入社後うまく伸ばしていける可能性だって十分あります。

6.まとめ

現在は人事担当をされている方でも、学生だった頃を思い出せば、「本当にこの仕事をしたいのだろうか?」「本当にこの会社で働きたいのだろうか?」と、何度も何度も自問自答した経験があるのではないでしょうか。

新入社員から見ると、入社する企業は社会人としての一歩を踏み出す会社。彼らの人生を左右すると言っても過言ではありません。人事としてのフォローは一時的なものではありません。これから長い社会人生活に向け、学生本人が納得して自分の歩む道を選んでいくための手助けをしてあげることだということを忘れないようにしましょう。

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