アルバイトの中には、時給700円から800円程度の仕事から、時給2,000円を超える仕事まで、色々なものが存在します。高時給のアルバイトと言えば、キャバクラやホストクラブなどの夜のお仕事、引越し作業など短期間のものがありますが、長期で働けて、なおかつオフィスワークのコールセンターも見逃せません。
高時給バイトって?
時給が高いバイトを求人情報サイトなどで見てみると、体力が必要な仕事・不規則な時間や長時間勤務の仕事・特殊な仕事・経験や専門スキルが必要な仕事そして、成果報酬やインセンティブがある仕事に分類されます。
1.体力が必要な仕事
肉体労働がこれにあたります。建築現場などの工事現場や引越しなど、とにかく体力が必要な仕事です。運動部など体育会系の方に向いている仕事ですね。短期で募集している場合が多く、短期間でガッツリ稼ぎたい人にはオススメです。
2.夜中のお仕事
夜中のガードマンや夜中のコンビニなど、通常は就寝していたり休んだりしている時間に働く仕事です。昼間時間を有効に使えるメリットがありますが、昼夜が逆転するなど体調を崩しやすくなってしまうので、健康管理には気をつけることが大切ですね。
3.ナイト系の仕事
水商売やフロアレディ、ホストなどのナイト系の仕事があります。キレイな衣装やお化粧に身を包み、華やかな世界に見えるかもしれませんが、癒しを求めにくるお客さんの相手は並大抵なことではありませんし、同性同士で順位や人気を競う仕事のため対人関係にストレスを感じることもあるでしょう。
人気者になるがゆえにお客さんから必要以上に好かれてしまうなど、トラブルが発生する危険性もあります。夜にお酒を飲む仕事なので体調も崩しやすくなることも理解しておきましょう。
4.経験・専門スキルが必要な仕事
家庭教師・パソコンインストラクターの他に、イベントコンパニオン・司会・ウグイス嬢・モデル・受付(レセプション)などがあります。大学生の方には家庭教師が人気ですね。
あとは自分のスキルや、将来就きたい仕事に近いものがあれば、積極的にチャレンジしていくのもいいでしょう。ものによってはアルバイトでありながら就業後はタクシーで送ってくれるなど、他にはないメリットがあるのも魅力です。国際電話の同時通訳といった特殊な仕事もあり、英語が得意な方にはおすすめです。スキルアップしながら稼げるのは魅力ですね。
5.成果報酬・インセンティブがある仕事
携帯電話の販売スタッフなど営業系の仕事が多いようです。基本的な時給はそんなに高くなくても、インセンティブや歩合制で高い報酬が得られる場合があります。
なぜ高時給なの?
時給が高い仕事については上に書いた通りですが、これらの仕事でなぜ高い時給がもらえるのか、まとめてみましょう。
point1 客単価が高い
そのビジネス自体である程度以上のお金が回っていることが大切です。駄菓子屋の店員よりも、高級ブティックの店員さんのほうが高い給料がもらえるのは、このためです。
携帯電話の販売については少し特殊で、お客様から頂けるお金は少なくても、携帯キャリア会社から販売手数料がもらえる仕組みになっています。お客様にとっての負担が小さいながら、高報酬を狙える仕事として比較的入りやすい仕事ではないかと思われます。
point2 誰もができる仕事ではない
難関大学の受験対策を行う家庭教師は誰でもができるわけではありません。結婚式などのイベントの司会をするにも、それ相当のスキルや経験・センスが必要になります。これは、アルバイト・社員・派遣には関係なく、一定以上の品質を求められる仕事についてまわるものですね。
point3 誰もがやりたがる仕事ではない
そんなに難易度が高くなくても、体力的・時間的にハードだったり、人によっては精神的なストレスを感じたりするような仕事の場合があります。求人広告を出しても、応募してくる人が少なかったり、人手不足な場合などは時給が上がっていく傾向にあります。
point4 インセンティブがある
これは、営業成績がいい!など、会社に貢献している人により多くの給料を払うように考えられたシステムで、結果をだせばその分だけボーナスのような形で跳ね返ってくるのが特徴です。固定時給や最低時給にこだわる方は別ですが、がんばり次第でたくさん稼げる方が良い方には向いている仕事と言えるでしょう。
コールセンターが高時給なわけ
高時給について、一般的な話を書いてきましたがコールセンター業務で高時給がもらえる理由は、急にやめてしまう人も少なくないので、急ぎで人を集めるために時給を高く設定している(向き・不向きがある)ことや、電話で聞いたことをパソコンに入力していく、ハイクオリティなタイピングを要求される(高いスキルが要求される)ことなどが考えられます。
アウトバウンドの場合はそれプラス、上記のインセンティブがあるからです。たくさん電話営業をしてたくさん成果を上げている方には、それだけ多くの給料を払う。テレアポでもテレマでも、アウトバウンドの場合もとにかく数をたくさんこなす仕事なので、他の仕事と比べて比較的成果を上げやすくなってくるのが特徴です。
また、コールセンターは外回りの営業と違って、エアコンが効いた環境で仕事をします。休憩スペースが充実していたり、自己申告制のシフトで自分のライフスタイルに合わせて働けたり、髪型や服装が自由など、お給料以外のメリットも大きいのが特徴です。人によってはブラインドタッチができるようになった方もいらっしゃるようです。
コールセンターの時給相場
大手アルバイト求人サイトによると、2016年8月度の全国のパート・アルバイトの平均時給が992円、コールセンターの全国平均時給は1,138円と146円高くなっています。
インバウンド(受電)コールセンターの場合首都圏だと900円~、その他のエリアだと850円~が、多いようです。
アウトバウンド(発信)コールセンターだと首都圏なら1,300円~、そのほかのエリアでも1,000円以上のところが多いです。
コールセンター業務で高時給をもらうためには?
最後に、コールセンター業務で高時給をもらうためのポイントをまとめておきます。
各コールセンターには、マニュアルのようなものがあって成果を上げるための方法が確立されている場合が多いです。スクリプトと呼ばれる台本があったり、ロールプレイングと言われる会話やコミュニケーションの練習方法があったりと研修やスキルアップの環境も充実していることが多いです。ですからまずは、そのマニュアルや王道のやり方に従って真面目にやって行きましょう。
最初からうまくいくことは難しいですが、結果を出している先輩社員やアルバイトの方にアドバイスを受けていけば大丈夫です!あとはとにかく数をたくさんこなすことです。コールセンターの仕事が普通の営業と違うのは徹底的に数をこなせることです。最初はうまく話せなくても、一日に何十人ものお客様とお話をしていけば自然と会話力は上達していくものです。
コールセンターの最大の魅力は、上記のように初心者の方であっても高時給を狙っていくための環境が整っていることですので、まずは、この部分を最大限に活用していきましょう!